耕稼春秋などに学ぶ米作り
稲作で一番大変な作業に水管理があります。水回りと言って毎日欠かさずすべての圃場を回ります。私の場合、朝は日の出前に出ます。この時期だと朝4時過ぎです。曇りや雨の日は、暗いので若干遅く出ます。
大唐 大唐稲(太唐稲) 初めて聞く稲である。インド型の稲で、粒が細く長く、飯にして粘りが少なくまずいが、どのようなところでも良くできるし、早生なので、百姓の端境期の食糧として作られた、とある。
おそらく、今で言うところのインディカ米ではないかと思われる。いまから300年前に、この加賀平野でインディカ米が栽培されていたとは、びっくり。
それも、端境期のお米として。いつまで、栽培されていたのだろうか?
その後、育種の進歩でインディカ米はほとんど栽培されなくなり、日本人の嗜好にあったお米に品種改良されてきた。特に、粘りのあるお米を好む日本人(特に北陸人に多い)にとって、コシヒカリは最高のお米である。コシヒカリも、最初の頃は、倒伏し易く、栽培しにくい品種であったが、栽培技術の進歩で、多収穫でおいしいお米として、生産者、実需者からも喜ばれるお米になった。そして、誕生から半世紀以上(1956年から)も栽培されている。
耕稼春秋(土屋又三郎)との出会いは今年のお正月だった。県内の農書では、農事遺書(鹿野小四郎)などがある。耕稼春秋を勧めて頂いたのは、現鳥取大学副学長の小林教授からでした。小林教授は農業情報の大家で、以前石川県農業試験場経営科に勤務されていた頃に、ご指導を仰ぎました。いまは、農地地図や栽培履歴のソフトを研究され、弊社の栽培履歴管理に役立っています。その小林先生が過去に読まれた話をされ、「ぜひ読んでみては。」と勧められネットで本を買いました。
最初に、現代語版農業図絵(古本屋から)、耕稼春秋(現代語と対比されているため読みやすい 農文協)、昭和耕稼春秋前巻(古本屋から 松原一秀著)を買い、読みました。久しぶりに、感激!しました。こんな時代だからこそ、原点に返ってみる必要があるのではないかと思いました。温故知新
今回、このブログには、耕稼春秋を読んで、今、当時について、思ったことや感じたことを書いていきたいと思います。

